KYTとは、「危険」「予知」「トレーニング」の頭文字を取ったものです。
実際には現場や職場の状況を把握し、危険を発見・把握・解決していくのがKYTとなり現場でのヒューマンエラー事故を未然に防ぐ安全手法となっています。
歴史
歴史としては、
1973年に日本の製鉄所からベルギーへの視察の際に安全教育について務める事を再確認し、チームが結成さしKYTが誕生した。
手法
危険予知の為、以下の4R(ラウンド)を定義し問題解決としていきます。
1R 現状把握・・・どんな危険があるか?
2R 本質追求・・・危険のポイント
3R 対策樹立・・・あなたならどうするか?
4R 目標設定・・・私達はこう行動をする
1R(第1ラウンド)
「どんな危険が潜んでいるか?」
危険要因を洗い出し危険要因が引き起こす結果と現象を想定して意見を出し合い書き出していきます。
「○○の際に□□して××してしまう。」
例
①脚立の上で作業している際にバランスを崩して転落してしまう。
②作業場が暗いので工具や機器よって手を損傷する。
③段差につまずき転倒する。
④コードや配線に引っかかり転倒する
最低でも危険を4つは出せると良いかと思います。
2R(第2ラウンド)
「危険のポイント」
とくに第1ラウンドで出た特に危険なもの上位2つ程ピックアップします。そして問題を各自整理します。
私が選ぶのであれば、
①脚立の上で作業している際にバランスを崩して転落してしまう。
②作業場が暗いので工具や機器よって手を損傷する。
3R(第3ラウンド)
「あなたならどうするか?」
第2ラウンドで整理した上位2つの問題への対策案を出し合い話し合ってまとめます。
①脚立は作業中に体勢が変わる際は脚立から降りて作業対象の正面に脚立が来るようにこまめに移動させる。
②ヘッドライトがあれば着用し手元をできるだけ明るくする。なければすこしでも明るい所に移動して作業を行う。
4R(第4ラウンド)
「私達はこう行動をする」
第3ラウンドの項目を更に絞り込む、もしくは2つを1つにまとめる。
チームの行動目標を設定し全員で唱和します。
「作業時は脚立をこまめに移動しようヨシ!」
その後指差し呼称を全員で3回行います。
「脚立の位置ヨシ!」
※私はしたことありませんが、
「タッチ・アンド・コール」(一人ずつ唱和し次は隣の方が唱和)をする所もあるようです。
まとめ
今回のKYTは作業時の基本となっております。
私達が作業する際はしっかりと時間をとり紙に書き必ず下記残しています。
事故が起きる前に予め事故を起こさない意識を行うと事故率は行わないときに比べて格段に下がるといわれていますので、
大きな事故に繋がる前にしっかりとKYTをおこないましょう。
駆け出しエンジニア けいこ♂
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