「プログラミングを始める前に知っておくべき大切な事」第二弾
今回“職場の安全衛生”についてになります。
職場では、事故や災害に繋がることを未然に防がなければなりません。
未然に防ぐことも仕事の1つです。
ということで、
そこで大切な「安全衛生」についても大事だなと思うところを簡単にまとめてみました。
災害発生のメカニズムを知る
災害発生のメカニズムは物的要因と人的要因の2パターンあります。
物的要因
・作業場や作業方法が危険
・安全設備が整っていない
・機械、設備、原材料、保護服の欠陥
人的要因
・安全装置を作動させない
・安全対策をしなかったり、職場環境を整えようとしない
・用法容量をまちがえる
・ルールを無視する、忘れる
・コミニュケーション不足
当てはまるものがあると怪我をしやすいです。後述のKYT訓練を取り入れていくと問題解決になると思います。
怪我をしない為の対策
簡単なのに皆さんできていなかったり、慣れてくるとおざなりになります。
・習ったことや基本作業を守る
・3Hに気をつける
1.初めて行う作業(Hazime)
2.ひさしぶりに行う作業(Hisashi)
3.手順や方法が変更された作業(Henkou)
・身を守る防具の着用
・相手や自分を守るために声掛けを行う
・集中力の維持
・確認や引き継ぎをしっかり行う
KYT
危険予知訓練と言われ職場や作業の中に潜む危険要因が引き起こす事故を、イラストシートを使って作業者同士で指摘をし合います。
KYTの
Kは危険(Kiken)
Yは予知(Yochi)
Tは訓練(Training)
の頭文字をとったものです。
具体的な手法としては4ラウンドにわかれます。
第一ラウンド(現状把握)・・・問題点の把握
第二ラウンド(本質追及)・・・問題点の原因の整理
第三ラウンド(対策樹立)・・・改善点や解決策をあげる
第四ラウンド(目標設定)・・・グループやメンバーで「こうする」という目標を作る
企業や会社によってはここに力をいれてトレーニングを行うところもあるようです。
この問題解決能力がある人は会社にもらえると本当に頼もしいです。
現場監督向きかも知れません。
危険を感じたら
ヒヤリハット報告です。
私も病院に勤めている時はよく書きました。
日常のヒヤリとした事やハッとした事を報告書にまとめ管理者に提出をします。
注意するのは出来る限り大きな事故が起こる前に書く事です。
なぜならハインリッヒの法則というものがあり、一件の重大災害の背景には29件の軽症、300件のヒヤリハットが隠されているといいます。
私の会社での経験でもこの報告が忙しくおざなりになっている時期がありましたが、その時期は事故が多発することが多かったです。特に人が入れ替わるときにはしっかりと行うと良いと思います。
万が一災害が起きてしまったら
まずは落ち着いて周囲の安全を確認し現場監督の指示を仰ぎましょう。
緊急時の怪我やショックなどにも対応が出来るように、救急箱やAEDの位置や使い方は頭に入れておきましょう。
普段から5Sの取り組み
普段から事故を起こさないためにも「5S」活動が大切になります。
整理(Seiri)
整頓(Seiton)
清掃(Seisou)
清潔(Seiketu)
しつけ(Situke)
整理と整頓は似ているようで違います。整理は不要なものを処分する事、整頓は使わないものは奥に、必要なものは手前にといったように使いやすくする事です。
一人一人が意識を持ち行なっていく事がとても大切です。
なにより綺麗な職場は働いていてとても気持ちが良いです。
PDCAサイクルを回す
安全衛生においてもPDCAサイクルが適応されます。
一応載せときます。
P(Plan) 安全衛生目標の設定や計画の作成
D(Do) 実行
C(Check) 設定や計画の点検
A(Act) 見直し
安全衛生はこのような流れで次の年へまた生かされます。
常に見直すということはどんなことにおいてもとても大切です。
VDT作業(Visual Display Terminals)の注意
ディスプレイを見ながら長時間注視して行う作業の事をいいます。
長時間行う事で疲れ目や頭痛、肩こり、めまいなどの症状が出現します。
プログラマーやエンジニアはVDT作業が長くなるのでこまめに休憩をとったり、設備や作業姿勢の見直しなどで改善する場合があります。休憩が取れない方は他の作業を行なってもいいかも知れません。
VDT作業からでる症状が気になる方はVDT健康診断というものもあるので、お近くでやっているところを検索してみてもよいかもしれません。
眼科や病院でやっていることが多いです。
まとめ
どうでしたか?私の経験を踏まえ大事だなと思う事をまとめました。
ただノルマをこなすだけでなく、職場環境を整えること、自分の健康管理をする事もプロの仕事だと私は考えます。
IT業界でも“身体が資本”社会にでたらあなただけの身体ではないので事故や怪我をする事がないように心がけていきましょう。
駆け出しエンジニア けいこ♂
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